「めしのしま、飯島町」

瑞穂の国、日本

日本人は、古来より米を主食とし、米は国土の勢力を表す単位となり、私たちは世界中のどの国より深く米とともに歴史を紡いできました。そして、米と一緒に生産される「稲わら」もさまざまな用途で活用され、生活に密着し、日本人にはなくてはならないものとなりました。 しかし、農家の高齢化、後継者不足、米消費量の減少など、さまざまな要因によって、稲作を継続していくことが大変厳しい現状となっています。いまや稲作やわら細工の伝統技巧は、失われつつある技術となってしまいました。

わら細工で地域を盛り上げる

長野県南部に位置する飯島町(いいじままち)。その名のとおり「めしのしま」として、古くから米作りが盛んで、おいしい米の産地です。また、日照時間が長いため、わら細工に適した良質なわらが手に入ります。 南信州米俵保存会は、地元でとれたわらを使用し、米俵や円座などの伝統的なものから、猫つぐらや納豆キットなどのバラエティ豊かなものまで、さまざまなわら細工を製作・販売しています。 わら細工を通して、地域の活性化と稲作の振興に貢献すべく、職人たちがひとつひとつ心を込めて、一期一会の気持ちで製作しています。

「わらをあむ、われらあむ」

わらと価値を編む ー わらを、編む*

わら細工はかつて、米作りをしている農家には日常的なものであったことから、あまり価値付けがなされませんでした。そのため、商品としてのクオリティはさほど重視されず、職人が生活できるほどの価格帯を確保することは困難です。 しかし、南信州米俵保存会には、角界が認めた高い技術力(クオリティ)や商品開発のノウハウがあり、米作りからわら細工製作までの一貫生産体制が整えられています。 南信州米俵保存会は、わら細工の「価値付け」をし直し、わら細工製作を生業にできる世の中をつくります。

わらと人・技術を編む ー 我ら、編む*

生活スタイルの変化によって、わら細工の主要が減少していることにともない、手でわらを編むという確かな技術を持つ職人はわずか数人となってしまいました。 しかし、南信州米俵保存会では、たくさんのお弟子さんや生徒さんを教え、イベントやワークショップを催し、未来のわら細工職人の数はおよそ30人に増加しています。 南信州米俵保存会は、手でわらを編む「伝統的な技術」を継承した職人集団です。そして、わら細工職人を目指す人たちが学べる場、「次世代のわら細工職人」を育てる場でもあります。
*正確には「わらを綯(な)う」という言い回しですが、親しみやすい意味合いを持たせるために「わらを編む」と表現しています。

会社概要


会社名 合同会社 南信州米俵保存会
設立 平成27年6月
所在地 〒399-3702 長野県上伊那郡飯島町飯島1482-3
資本金 10万円
代表社員 酒井裕司
在籍職人数 15名
事業内容 わら細工の製作販売、米の販売、ワークショップ事業、イベント出展
取引先 飯島町役場、猫株式会社
電話番号 0265-95-3315
FAX番号 0265-95-3380
E-mail info@kachiwara.com